Look back in Anger
ナークツインズのPRODUCTION NOTE��random notesをまとめてみました。
古い昔話ばかりです。くだらないことばかりで申し訳ありません。
random notes
正月の一日に偶然見つけたインド料理の店へ後藤と。
二人で食事に行った。クルチャというインド風ピザと、。
マトンのカレー、チキンのスープ、よくわからないドレッシングがかかったツナサラダ、
それにラッシーというヨーグルトドリンクがセットになっていて９８０円。
安くてうまかった。こういう店は潰れないでいて欲しいのだけれど、
気に入って通いたいと思う店に限ってダメになることが多いのは
なぜだろう？…と書いてから１年が過ぎてしまった。
この話は９６年の１月のことなのだ。最近行ってないので、
この店が本当にまだあるのか不安である。うーむ‥。
（「アンナ・プルナ」というこの店、2003年現在しっかり潰れています…）
１２月８日両国国技館、ついに井上京子がＷＷＷＡ世界シングル
選手権試合に勝った。無冠の帝王として終わるのかと思っていたし、
それはそれで京子らしいのだけれど、ようやく赤いベルトを巻くことが
できたのは「おめでとう」と素直に喜べる。久しぶりに全女の凄い試合が
観れた。ベストシングルバウトにふさわしい試合だったと思う。
nurk twins choice of the coolest ten in this month
１．これは恋ではない／小西康陽
２．ANTHOLOGY 3／The Beatles
３．みちのくプロレス
４．emancipation／The Artist Formerly Known As Prince
５．“Paperback Writer″“Rain″films ／The Beatles
６．水色時代
７．ダ・ヴィンチ12月号／リクルート
８．moon riders 20周年
９．GREAT WHITE WONDER／Pizzicato five
10．swing slow／swing slow
●もう今年も終わりである。プロダクション・ノートも１年前に出して
以来で、前回は忘年会とＤＪライブの事なんかも書いた。今年は
１２月３０日に日清パワーステーションでライブである。
その名も“ザ・忘年会'96″。鈴木慶一、あがた森魚、早川義夫、
パンタの即席バンドを見に行くのだが、いやこのメンバーでは
どんな音になることやら。忘年会だから酒も飲めるし、単なる酔っ払い
のバンドかもね。
そういえば去年は忘年会の後、そのままライブになだれ込んで
ヘロヘロであった。ちょっとだけUnited Future Organaizationの
ラファエル・セバーグと話をしたけど、ラファエルはやっぱり変な
フランス人だ！
●９６年は、ＣＤ−ＲＯＭづいていた。商業誌の仕事が少なかった
にかかわらず、ＣＤ−ＲＯＭの仕事が２本もあったのだ。
彩京のゲーム「戦国ブレード」用のイラストと白夜書房ホットミルクの
総集編ＣＤ−ＲＯＭへの 「異郷見聞録」の再録。作っている方は
昔ながらのローテクなんですけどね。
それからリクルートのダ・ヴィンチ12月号（なんと本とコミックの
情報マガジンだそうだ）に「超音速のナークツインズ 1991-1992」が
紹介された。選者はコミケ代表・米沢嘉博氏。
米沢さん、紹介してくれたのは嬉しいけど、
なんだか５年も前に作った「非実力派宣言」の方ばかり
誉めているようで、ちょっと悲しいのですが。
●随分前の話だが、３月に開催されたコミケット・スペシャルは
面白かった。制限の少ない即売会ということで、実はテキ屋のいる
ような怪しい即売会を期待していたのだが、さすがにそんなことはなかった。
それでも僕はバナナの叩き売りにイチャモンを付けたりして、
それなりにテンションは高かったようだ。うちの場合は「超音速」が
落ちたので、僕が集めていた、昔イラストを描いたエロ雑誌などを
福袋にして売りました。半額以下で売ったのだが、内容が内容なので、
お得かどうかは判りませんね。
終了間際にはコミケ代表の米沢氏がやってきて、本を買ってくれたりも
しました。「最新型」のゲストだった超有名作家。
（彼のサークルはあの日も長蛇の列だった）も、
久しぶりにうちに顔を見せてくれたりもしたし。
おーい、たまにはうちにも原稿描いてちょーだい。
北大路魯山人の「魯山人書論」を読む。読んですぐに筆ペンを取り出して、あれこれと書き散らすのがミーハーなところである。とは言うものの文字書きというのは昔から苦手だ。今でこそワープロというありがたいものが出来たおかげで、それほど苦労せずに済ませているが、それこそ同人誌を作ろうとしたときなど文字書きだけはすごく嫌だった。自分の字が嫌いだったせいである。
だから、よく人の字の真似をした。思い付くところではまず、どじさんこと中村博文氏。ご存じの方も多いだろうが、どじさんの字はとても独特で味があり、以前、単行本の題字をお願いしたこともある。それから、こやま基夫氏。こやまさんの字は、いわゆる巧い字ではないのだろうけれど、小気味よくまとまっていて気持ち良い。ちなみに、こやまさんのマンガで「アブラ☆マンダラ」のタイトルロゴは、ナークツインズによるデザインである。しかし、真似をしようにも真似のしようがないのは、師匠（と勝手に呼んでいる）山田章博氏のそれである。流麗にして優雅、達筆すぎて話にならない。単行本の解説を書いていただいたときの直筆原稿は、家宝である。額装して飾るのがふさわしい。
他にも、故寺山修司の金釘流みたいな字の真似などもしてみたが、結局今のような字に何となく落ち着いてしまった。最近では、こんな字でいいと思う。自分らしくていい。体裁に気を払わなくなったのだ。ただし、筆圧が弱いのは変わらないから、ボールペンで書く字だけは相変わらずダメである。
●最近のお気に入りアイドルは、奥菜恵、新山千春、村田和美、今村理恵。
●いつのまにか夏も過ぎてアンニュイな日々…
●「超音速」の書き忘れ。麻実子さんのキャラクターは、モデルの仁科由紀子さんをイメージして描いてもらった。「超音速」用のモデル探しで、ファッション雑誌から見つけたのだが、今ではすっかり彼女のファンである。「超音速」の完成直後に、その雑誌で仁科さんがパリをショッピングする記事を見た時には、あまりに「超音速」にピッタリな写真ばかりで驚いてしまった。あと数ヶ月早く掲載されていれば、イラストのほとんどが描き直しになっていたかもしれない。
30歳をいくつも過ぎたのに10代の頃とそんなに変わった気がしないでいる。今日もジンを飲みながら、ぼんやりと過ごしていた（もっとも風邪を引いているせいだというのもあるけれど）。
きっと人生なんてものはこんなふうにいつも退屈で、その退屈を少しでも忘れたくて何かをこうやって書いているのかもしれないなと思う。つまらない生活や、退屈な日常にさよならを。楽しいことをしよう。
自転車に乗るのが好きで、葛西や水元によく出かけたりしている。先日は若州海浜公園まで行ってきた。葛西橋を渡って夢の島を抜け新木場、そして若州へというコースで公園を一周、片道一時間半位で往復四時間弱というところ。公園そのものはそれなりに手入れされていて、閑散とした中にも突堤で釣りをしている人がいたりしてのどかな秋の午後といった風情。でも公園に行くまでの風景は最悪だった。話には聞いていたけれど、埋め立て造成地に群生するセイタカアワダチソウには驚いた。工場街の空き地に広がるまっ黄色なセイタカアワダチソウ。初めて見る景色だった。人の気配がしなかったというだけではないと思う。とても静かな、寂しい風景だった。自然の音がしないのだ。
誰もいないというだけではない。生物の存在さえ感じない。何とも言えないやるせない気持ちで駆け抜けた。
近頃の流行りものということで、「パラサイト・イヴ」「リング」「らせん」と読んでみた。遺伝子学、サイコ・ホラー、バイオロジー、屍体、オカルト、ミステリーといった要素を混ぜ合わせたミクスチュアと呼べばいいのだろうか？「リング」と「らせん」はそれらがうまく融合されていて面白かった。
「パラサイト‥」は文体の質に若干の破綻があるような気がする。とはいうものの一気に読めたので、十分面白かったと言えるだろう。こういうものが流行っているというのは、なんだか不思議な気分。世紀末なんでしょうか？
「パラサイト・イヴ」／瀬名秀明著・角川書店
「リング」「らせん」／鈴木光司著・角川書店
「エコエコアザラク」で主演した吉野公佳と菅野美穂、この二人はすごく良い。もちろん作品自体の出来がいい（監督：佐藤嗣真子？）のもあるが、演技の良さに驚かされた。吉野公佳の黒井ミサはハマリ役ではなかろうか。スーパー競馬のコーナーで井崎脩五郎を相手にツッコミを入れるのもうまいし、きっと頭の回転が早いカンのいい子なんだろう。セーラー服姿で呪文を唱える妖しい色気はちょっとしたもの。菅野美穂も器用な感じで、難しい役どころをうまくこなしている。可愛い！（しかし今や人妻か…吉野公佳も。やれやれ。）
半年くらい前まで小説クラブ・ロマンという雑誌で綺羅 光氏が書く小説の挿絵を描かせてもらっていた。ポルノ小説にもいろいろあるけれど、女を犯す男にリアリティを感じたのは 羅さんの小説が初めてだった。登場人物に対する感情移入がもたらすシンパシーではなく、読んでいてすごく納得させられるという意味なのだが、女を犯そうとする欲望のぎらつき、その悪意の描写に納得するのだ。犯される女の魅力を官能的に描写する作家は多いけれど、犯す側の男は得てして平板なものである。もちろん普通はそれでいいのだ。これは僕がただ単に、悪漢小説／ピカレスクロマンが好きだということなのだろう。
衝動的にうまいものを食いたいと思うことがあって、そういうときは外食をやめて自分で作る。（面倒臭くてコンビニエンス・ストアの弁当や喫茶店・ファミリーレストランのランチを食べる日も多いけれど、どう考えてもうまいと思えるものは少ない）高い金を出してステーキ屋で食べるくらいなら、自分でフィレ肉を焼いたほうがはるかにうまい。単純なコツさえ知っていれば、料理を作るのはそんなに難しいことではない。最近は堀井和子さんが書いた「ある日のメニュー」という本を参考に、サルサやピッティパンナもどきを作って楽しんでいる。スライスした玉葱にコーン、角切りしたベーコンなどを入れたコンソメスープに、たっぷりのオリーヴ油でにんにくと輪切りの唐辛子と一緒に
ソテーした鳥肉を浸す。味付けは塩と胡椒で。ニンニクが効いた鳥肉と辛味が滲み出たスープを同時に味わいながらご飯を食べる。すごく幸せな気分になれます。料理に関してのみ自分は天才じゃなかろうかと時々思うことがある。
ここ最近で僕が気に入っている人は長山典子さん。紀子になったり大田久美子だったりすることもあるようだけど、とても艶のある人で好きです。デビューした頃は八重歯が目立つようなあどけない感じだったのが、歯並びを矯正したのか端正な和風の顔立ちに変わってからＳＭものによく似合ってすごくいい。パッケージ写真の写りが今一つなのに、ビデオでは伏せ目がちの流し目と形のいい唇がそそるいい女で、ぞくぞくさせてくれる。成熟した女の爛れた色気とでも言うのでしょうか？グッドです。
１．「free as a bird」The Beatles
２．「69/96」コーネリアス
３．「ムーンライダースの夜」
ムーンライダース
４．「HELP」Various Artists
５． United Future Organization live tour
“LONDON-PARIS-TOKYO 1991-1992"
新刊「超音速のナークツインズ／London- Paris-Tokyo」は、タイトルに反して当初予定から４年過ぎても未だに発行されない。僕はその４年間ずっと書き直していて、執筆場所は東京、大分、会社の研修所、果ては飛行機の中と多岐に渡る。英題 “London-Paris- Tokyo"には正に相応しい環境か。
僕の会社の今年の忘年会は、United FutureOganizationのライブとバッティングしてしまった。１次会は忘年会、２次会はクラブでUnited Future Oganizationのライブという自分勝手な行動の予定はうまく行くのだろうか。/p>
最新型のナークツインズ